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技術コラム

棚受け金具のよくあるご質問 ~頼りになるカウンターの固定方法とカウンター受け金具の選択~

2023.10.25 (Wed)

最近よくある工務店様からのご相談事例をご紹介します。
木製のカウンターの取り付けに関して、以下のような図面を頂きます。

ご相談内容は。
1.カウンターの固定方法
2. 弊社のカウンター受け金具の適用可能性

テーブルの脚を設置できず、下記のような筋違いのある棚受け金具を付けてはいけない場合です。
現場の状況によりますが、テーブルの脚を設置できず、特殊な状況であるため、注意が必要です。
筋違いのある棚受け金具を使えない場合もあります。このような状況の場合は前段取りが重要になります。。

カウンターの固定方法

最も簡単なのは下記の方法です。


壁面にL型金具を取り付けます。
注意が必要なのは壁自体がビス止めできる強度があるかどうかです。
石膏ボードや薄い木材の場合はあらかじめ壁の裏側に柱を立てるかコンパネなどの下地が必要になります。

【強度試験の結果】

当社のCBA-400でしたら50㎏の荷重で約4ミリ下がりますが、負荷を無くすと元に戻ります。
これは素材の厚み9ミリ、幅65ミリの材料を使用しているためで、一般的な3ミリや5ミリではカウンターの役目を果たさない事になります。

またCBAシリーズにはアンカーボルトにも対応できるように壁側に12Φの取付穴を2か所設けています。
コンクリート壁やブロック壁などにも3分ボルトで施工できるようにしています。

【更に強固に固定する方法】

もっと丈夫な棚やカウンターであれば、SBSシリーズをお勧めしています。

【強度試験の結果】

間柱に取り付けるタイプです。こちらは同じく50㎏の荷重をかけましたが1ミリも下がりませんでした。

間柱は木材であれば木ビス・タッピングビス・コーススレッドなどをお使い頂いて問題ありませんが、軽鉄下地の場合はランスタッチをお薦めしています。
タッピングビスではネジ山のピッチが粗く確実に固定できない場合があります。。

SBSシリーズをご使用の場合は間柱の間隔をカウンターの幅に合わせて決めておくことが大切です。
そしてカウンターの壁面側の小口に開口が必要な為、木工所屋さんで加工して頂きましょう。

多少の寸法誤差が生じても差し込めるように開口の幅は50ミリなど大きめにしておきましょう。

当社では部rケットの間隔や強度的な相談を受け付けています。
図面をお送り下さいませ。あくまでもアドバイスになりますが誠意をもって対応させて頂きます。