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自社製品

“Keage Free”
5年前から自社製品にチャレンジ! !

現場は困っている

20年以上前の話です。
工務店様より鉄骨階段の注文を頂き図面通り納品いたしました。
発注担当の方が床の高さを間違い「松下さん、直りませんか?」と工務店様に懇願されましたが、一から作り直すことしかできず互いに残念な気持ちになった事があります。

後からでも自由にケアゲ(階段の段差)を変えられる階段があったら…
同時に自社商品を持ちたい気持ちと当社に手を貸していただける方の協力のおかげで商品化に至りました。

自社製品開発のヒント

1 デザイン

5年前、ある設計事務所の社長とお酒の席で、その方がお店のナフキンを広げて絵を書き始めたのです。「こんな浮いているような階段がすぐに作れたら絶対に売れるのになあ」

2 住宅現場の課題
リフォームやリノベーションにおいて、図面だけで階高を決めることができない場合があり、工期が遅れる事があります。
また階段を設置するまで上階の作業ははしごを使うしかなく、安全面でも課題がありました。

ケアゲフリーの開発

この2つのヒントから段差が自由に変更できて、おしゃれな階段の開発をスタート。
材質の選定、段差を自由に調整できて強度がある、部品・ネジの開発と試行錯誤すること5年かかりました。

実感したのが、自社開発には費用がかかるという事でした。
一つのレールに部品を作るにしても、独自の形のため金型から作る必要があったり、強度試験を行い強度が足りず新たな部品開発と四苦八苦しました。
そして、他社に真似されないことも考慮し弁理士の先生とも相談し、特許取得をすることができました。
また、独自の強度開発した部品の意匠登録も行いました。

大変な苦労はありましたが、そこで再発見したことは、社員たちが稼いだ「大切な利益を無駄にしない」ということと「ものづくりは、やっぱり楽しい」ということでした。